その他のサービスOther services

最新医学と東洋の伝統的医療を
兼ね備えた専門家だからできること

同じ病気であっても、症状や容態、飼い主さまの考え方などによって、最善の治療法は変わってきます。当院は西洋医学の治療と東洋医学の治療の有効性を個別の症状から判断し、最良の治療を施します。
西洋医学と東洋医学の治療の効果を総合的に判断、個別、または組み合わせて、ペットの患者さん一人一人に合った医療を模索していきます。
さらに中獣医学やメディカルアロマテラピーなどの新たな選択肢を加えることで、より充実したホリスティックケアをご提供できるものと考えております。

Trimming serviceトリミングサービス

当院では、治療の一環としてトリミングを行っています。ご自宅での頻繁な薬浴が困難だったり、年齢や病気を理由にトリミングサロンで断られたわんちゃんもご相談ください。ワンちゃんの性格や年齢、被毛や皮膚の状態、腫瘤の有無、関節の状態などを考慮しながらシャンプー・カットを致します。異常が見られた場合は飼い主様へ連絡し、ご希望があれば獣医師の診断・治療を受けられます。また、定期的にトリマーが全身に触れトリミングを行うことによって病気の早期発見にもつながります。 当院でのトリミングが初めての場合は診察後のお預かりとなります。
(他院で治療中の場合、緊急時の対応が出来かねるので、当院かかりつけの方へのサービスとさせていただいておりますことをご了承ください) 詳しくはお問い合わせください。

トリミングの詳細へ

Pet hotelペットホテル・一時お預かり

飼い主様のご要望にお応えしペットホテル・一時お預かりをご利用いただいております。
病院に預けられる安心感、これまでも特に持病があって薬を飲ませている動物や、免疫力の低い子犬や子猫・高齢の子等、動物たちのストレスにも配慮しております。
ご予定がある場合には早めのご予約も受け付けておりますので、遠慮なくご利用ください。

お預かり価格(1日当たりの料金/1泊2日の場合は2日分の価格になります)

猫: 2,420円
小型犬(~7kg): 3,465円
中型犬(7.1 ~ 18kg):  3,850円
大型犬(18.1 ~ 40kg): 4,400円
特大犬(40.1kg以上): 5,500円

ペットホテル/一時お預かりの注意事項

  • 1年以内に当院にて混合ワクチンが接種され、且つ1ヶ月以内にノミ/マダニの予防がされている。

  • お預かり、お迎えは診療時間内にお願いします。

  • 出来るだけ、普段の食事をお持ちください。急に食事内容が変わると、食欲不振・下痢などの原因となることがあります。ペットフードをご持参いただかない場合は、下記の料金が加算されます。1日当たり、猫/小型犬220円、中・大型犬440円、特大型犬550円。

  • ホテルにてお預かり中は、排泄のための簡単な運動を行います。尚、不慮の事故を避けるため、お散歩の代行はいたしません。

  • お預かり中に病気が認められ治療が必要と判断された場合は、ご連絡の上、適切な処置をとらせていただく場合がございます。

Medical aromatherapy therapyメディカルアロマテラピー療法

「アロマテラピー」と聞くと多くの飼い主様は「香りをかいでリラックスする」というイギリス式アロマテラピーのイメージをもたれるかと思いますが、メディカルアロマテラピーはそれとは別のもの。
ベルギーやフランスを発祥の地とするメディカルアロマテラピーでは、精油(エッセンシャルオイル)を肌に塗布したり、精油を飲用することにより、風邪などの伝染性疾患や、ニキビ・アトピーのような皮膚疾患、睡眠障害・鬱病(うつ病)・不安症のような精神性疾患、消化器系疾患などさまざまな疾患の症状の改善を、早期に図るという治療効果を期待する療法です。当院では、アカラス(イヌニキビダニ)、認知症、ドライアイ、アトピー性皮膚炎などに高い治療実績があります。

石野院長のメディカルアロマテラピー研究

  • メディカルアロマテラピーが犬の疼痛管理に与える影響
  • メディカルアロマテラピーを用いた犬の認知症に対する治療
  • 犬のドライアイに対するメディカルアロマテラピーの効果
  • アカラスに対するメディカルアロマテラピーの効果
  • 犬の外耳炎に対するパルマローザの効果

中国、台湾、韓国、マレーシアなどの獣医学会にて発表しています。

Herniated disc犬猫の椎間板ヘルニアと東洋医学治療

椎間板ヘルニアによる起立不能や疼痛を伴うペットが多く来院しますが、鍼灸や漢方を用いた治療をすれば必ず効果が出るわけではありません。
神経細胞は、椎間板ヘルニアの症状発症48時間以内に壊死が始ります。一度壊死した神経細胞は再生することはありません。つまり壊死した神経細胞は鍼灸治療を行っても再生はしません。多くの人方々が東洋医学に奇跡を求めて来院されますが、鍼灸治療は魔法ではないので、先ずは壊死しかけている神経細胞を保護するところから始めなければなりません。 当院では、開院27年の経験から独自のノウハウを用いて治療を行っています。

Regenerative Medicine獣医再生医療について

かまくらげんき動物病院では、以下2種類の再生医療を行っています。

  • 犬(同種)脂肪組織由来間葉系幹細胞を用いた動物用再生医療
  • 細胞を培養する時の培養液を用いた培養上清を用いたケア

犬(同種)脂肪組織由来間葉系幹細胞を用いた動物用再生医療について

ヒトや動物は「胎児」→「新生児」→「幼児」→「成人」と成長していく過程で、多くに細胞を作りだします。新たな細胞や組織を作り出す細胞が『幹細胞』です。私たちの体の中に存在して、組織や臓器を長期に渡り維持する重要な幹細胞を『体制幹細胞(成体幹細胞、組織幹細胞)』と呼びます。間葉系幹細胞は、体制幹細胞のひとつで、脂肪組織や骨髄などの微小環境に存在しています。

薬理効果

一般的に、間葉系幹細胞が局所環境の刺激で活性化されて産生する液性因子のパラクライン効果(細胞からの分泌物が、拡散などにより近隣の細胞に作用すること)により、免疫を調整し、微小循環障害を改善します。その効果により、疾患動物が本来有する自然治癒力が活性化され、身体機能が回復するといわれているのです。

体内動体

一般に、静脈内投与された間葉系幹細胞は、一度肺にそのほとんどがトラップされ、その後 徐々に各臓器や炎症部位に移行します。そして、1週間程度でほとんどの間葉系幹細胞が体内から消失すると考えられています。

移行した間葉系幹細胞と肺にトラップされた間葉系幹細胞から分泌されるたんぱく質である「サイトカイン」などにより、各臓器や炎症部位の炎症を鎮静化し、血管新生などによる組織修復を促すとされています。サイトカインは、体内の損傷した組織や細胞の機能回復に重要な働きを果たしているのです。

間葉系幹細胞の作用点

犬(同種)脂肪組織由来間葉系幹細胞を用いた動物用再生医療が適応となるケース

当院では、間葉系幹細胞療法を椎間板ヘルニア治療に用いています。
椎間板ヘルニアは、基本的にまず手術をし、そのうえで効果が得られないケースに犬(同種)脂肪組織由来間葉系幹細胞の治療を検討するのが一般的です。具体的には、以下のような場合に検討します。

  • 手術をしても思うように効果が得られない場合

  • 高齢化などの理由で手術ができない場合

このようなケースには『ステムキュア』という医薬品として認可を受けている製品を、注射で投与します。この製品は研修を受けた獣医師のみが投与することができるもので、当院は神奈川県で最初に投与資格を得た動物病院ですから、安心してご検討ください。

犬(同種)脂肪組織由来間葉系幹細胞を用いた動物用再生医療の治療の流れ

治療の流れは、以下の通りです。

  • step01

    問診

    初回は問診や診察をし、説明を受けていただきます。

  • step02

    治療開始

    1クール1か月3回を目安に、点滴で行います。基本的には入院(または日帰り入院)になります。

    ※個体差があるため、状況をみながら実施します。

  • step03

    治療計画の策定

    様子を見ながら、今後の治療計画を立てます。

犬(同種)脂肪組織由来間葉系幹細胞を用いた動物用再生医療のメリット・デメリット

犬(同種)脂肪組織由来間葉系幹細胞での治療のメリットやデメリットは、以下の通りです。

メリット

  • これまで一度壊死した細胞は再生しないとされていたが、治療の可能性がある

デメリット

  • 期待した効果が得られるとは限らない
  • 費用が掛かる
  • 低出現ではあるものの、有害事象がある(自分以外の細胞を投与するため、副反応が起きるなど)

幹細胞培養上清(細胞を培養する時の培養液を用いた培養上清)とは

どの細胞にも変化しうる細胞が「幹細胞」です。本来、皮膚の細胞は皮膚に、神経の細胞は神経にしかなり得ないのですが、幹細胞は違うため、再生医療への活用が期待されています。

幹細胞培養上清とは、幹細胞を作る際に使用される培養液の上清のことを指します。培養上清には、幹細胞から分泌された「サイトカイン」という有効物質がたくさん含まれており、その可能性に注目が集まり、医学部や獣医学部での研究が進められているのです。研究段階ではあるものの、実際にクリニック等では人間に対して自由診療で活用されており、注目される手法となっています。

幹細胞培養上清とは

幹細胞を培養した際に得られる、幹細胞自身が分泌したサイトカインが含まれる液体が幹細胞培養上清です。幹細胞培養上清を投与することで、動物が本来持つ力を内面から取り戻すことが可能となります。症状を外的に抑えるものではありません。

幹細胞培養上清に含まれる成分

幹細胞培養上清には、以下のようなものが含まれています。

サイトカイン

細胞間相互作用に関与して、周囲の細胞に影響を与える。

成長因子

細胞の増殖や分化を促進し、さまざまな生理現象の調整に働く。細胞間シグナル伝達物質の役割を担う成分。

エクソソーム

細胞同士のコミュニケーションを担う成分で、細胞の形質を変化させるといった各種生理現象の制御を担う。

エクソソーム

細胞や組織に働きかけ、生体をコントロールする働きを担う。炎症抑制、細胞増殖促進、血管新生促進など、組織修復などの報告がある。

当院では、次のようなケースで多くの良好な改善事例を得ており、飼い主の方にご満足いただいます。

  • 腫瘍
  • 慢性腎不全
  • 難治性皮膚疾患
  • 肝臓・胆嚢疾患
  • 各種運動器系疾患
  • 眼科疾患(慢性難治性角膜炎、緑内障など)
  • 口腔内疾患 (歯周病など)
  • 難治性の創傷
  • 慢性外耳炎
  • 免疫介在性疾患
  • 各種ホルモン性疾患
  • 循環器系疾患
  • 各種消化器系疾患
  • アンチエイジング

幹細胞培養上清が効果を発揮するメカニズム

幹細胞培養上清の「パラクライン」と「ホーミング」と呼ばれる作用メカニズムがあると考えられています。

パラクライン

幹細胞が分泌するエクソソーム、成長因子、サイトカインなどが、周囲に存在する細胞にパラクライン的作用をし、老化、損傷などによって機能低下した箇所の細胞を集めることで組織再生を促すこと。

ホーミング

特定の限られた疾患に限らず、損傷部位を探し出し自発的にその部位の組織再生を促すホーミング効果を有している。損傷箇所や疾患に対する修復や再生効果が期待できる。

幹細胞培養上清の主な因子

幹細胞培養上清は、以下のような因子で構成されています。

EGF(上皮成長因子)

皮膚再生促進作用、シミやくすみ除去作用が有名。近年では脳神経系疾患の研究も進む。

HGF(幹細胞増殖因子)

肝機能障害の改善、組織改善機能、細胞増殖促進、細胞遊走、細胞壊死抑制、抗繊維化、血管新生など、組織・臓器の再生・修復を担う機能を有する。

VEGF(血管内皮細胞増殖因子)

血管新生を促す。

TGF-β1(形質転換増殖因子β)

組織再構築、創傷治癒、炎症、免疫、癌の浸潤転移などの幅広い領域に重要な役割を果たす。

PDGF(血小板由来増殖因子)

組織の損傷の修復を行う。肝硬変や動脈硬化、がんの病因にも密接に関る。

IGF(インスリン様成長因子)

インシュリンに非常によく似た構造を持つ増殖因子。アンチエイジング、糖尿病、筋萎縮などの方面に期待されている。

KGF(毛母細胞成長因子)

広範な細胞分裂活性および細胞生存活性を有する。さまざまな生物学的プロセツ(胚発生、細胞増殖、形態形成、組織修復、腫瘍の 増殖および浸潤)に関与する。

こうしたメカニズムや物質が、組織再生に役立っているのではないかとされています。

幹細胞培養上清を使用したケアの基本的な流れ

幹細胞培養上清を使用するケアは、以下のような流れで実施します。

  • step01

    問診

    初回は問診や診察をし、説明を受けていただきます。

  • step02

    治療開始

    1クール1か月6回を目安に、皮下注射を通院にて行います。

    ※個体差があるため、状況をみながら実施します。

  • step03

    治療計画の策定

    様子を見ながら、今後の治療計画を立てます。

幹細胞培養上清を使用したケアのメリット・デメリット

幹細胞培養上清のメリット・デメリットには、次のようなものがあります。

メリット

  • 治療の可能性が広がる
  • 飼い主、ペットともに負担が少ない
  • 点眼や点鼻にも行われるほど、マイルド
  • 椎間板ヘルニアに限らず、幅広く活用できる

デメリット

  • 細胞成分が含まれないため、副反応がない

当院で使用する培養上清液について

当院の培養上清液は、国立大学医学部の研究所で製造されている犬胎盤由来のものです。人由来の培養上清液よりも一層安全で、精度の高いものを使用していますので、安心して投与できます。

治療を希望される方は、当院までご相談ください。

Acupunctureペット鍼灸治療

鍼灸治療は足腰の痛みや痺れだけに効果があるように思われていますが、実際は慢性の下痢や嘔吐などの消化器病や、老齢性の痴呆や前庭疾患、てんかんなどの脳神経病、アトピーやアレルギーの慢性の皮膚病、がん、膀胱炎、腎臓病など西洋医学で治療するすべての病気に用いることができます。
また、鍼灸治療と漢方薬、西洋医学的治療と組み合わせることで、更なる効果を期待することができます。
当院では、特に椎間板ヘルニアの鍼灸治療には定評があり、これまでに数多くの治療効果をあげてきました。
鍼灸治療を中国で学び、日本で普及した当院だからこそ安心して任せられます。

石野院長の鍼灸に関する著書

『ペットのための鍼灸マッサージマニュアル』(医道の日本社)
『中医学から学ぶ犬と猫の鍼灸マッサージ』 (緑書房)
『日中英版 犬と猫のツボアトラス』 (漢香舎)
『国際中獣医学院日本校主編 小動物臨床経絡経穴自習帳』 (漢香舎)
『18個のツボで行う犬の椎間板ヘルニアにおける鍼灸治療』 (医薬情報研究所)

Laser acupunctureペットレーザー鍼治療

当院では、最新の半導体レーザー治療器により無痛のレーザー鍼治療を行っております。医療用レーザー光線をツボに照射することによりツボを刺激したり、炎症疼痛を緩和し、機能の低下した細胞を修復したり、活性化しその効果を発揮します。神経質な性向、鍼を怖がる、暴れるなどの心境治療が難しいペットにも対応できます。

石野院長のレーザーに関する学会講演

かまくら げんき動物病院における中獣医レーザー鍼療法の実際
(2019年6月2日 台湾嘉義獣医師会、中華亜太小動物中医学会合同学会)

Pet massageペットマッサージ

動物が母親から産まれて、母親が一番はじめに行う行為は「子供を舐める」ことです。
この行為を「リッキング」といいます。
乳牛による実験によると、母牛が出産後に子牛をリッキングした場合、リッキングされなかった子牛の4倍以上も免疫力が向上しました。
また、最近の調査では、マッサージをされた犬は、幸せホルモンと呼ばれるオキシトシンというホルモンが多く分泌されることもわかっています。驚くことに、マッサージをした人間の方がもっと多くのオキシトシンが分泌されたということです。
ペットマッサージを通して、人も動物も健康で幸せな生活をおくることができるよう、当院ではお手伝いをしてます。
石野院長は一般社団法人 日本ペットマッサージ協会の理事長、相澤副院長は同協会の理事を長年にわたって務め、数多くの著書を執筆しています。

著書

『ペットのための鍼灸マッサージマニュアル』(医道の日本社)
『中医学から学ぶ 犬と猫のための鍼灸マッサージ』(翻訳 緑書房)
『犬のツボ押しBOOK 』(医道の日本社)
『猫マッサージ』
『癒し癒される猫マッサージ』 (実業の日本)など

その他のナチュラルケア

ホメオパシー、フラワーレメディー、ホルミシス療法(低レベル放射線療法)