新着情報 - 出版物案内News

【飼い主が知っておきたい 動物病院と獣医療の最前線】(枻出版社) 

出版物案内

2019年2月に、枻出版社より【飼い主が知っておきたい 動物病院と獣医療の最前線】が出版されました。
その中で、当院の目指す【中西(ちゅうせい)結合獣医療】について解説させていただきました。
近年獣医療の中でも東洋医学が注目をされています。
もちろん当院においても、鍼灸、漢方、アロマテラピーなど西洋医学以外の医療を積極的に行っております。
しかし、西洋医学的な診察を全くしなかったり、中途半端な検査や治療を行なっているわけではありません。
むしろ西洋医学の治療や検査をとても重要に感じております。
せっかく当院を訪れた飼い主の方に、西洋医学の治療を勧めたり、東洋医学治療を勧めなかったりというのはよくあります。
そのような飼い主の方は当院を訪れたことに不満をお持ちになられる方もいらっしゃいます。
しかし当院の目指す診察は【中西(なかにし)結合】であり、最新の西洋医学と伝統的な東洋医学を結合した動物に優しい治療です。
時としてステロイドも使用することもあります。抗生物質も然りです。
例えば慢性の膀胱炎で尿路細菌感染を起こしておる場合には、抗生物質を第一に選択しなければなりません、同時に必要に応じて膀胱炎を発症しやすい体質を東洋医学で改善しておくという手法をとることが多いです。
また遠方からいらっしゃった慢性の咳嗽を伴う呼吸器疾患で来院されたワンちゃんの例ですが、かなり高度医療を受けたにもかかわらず咳嗽が改善しなかったり例では、当院で最初に行った検査は【咽頭部粘液の培養検査】でした。
このぬぐい液を培養したところ【緑膿菌】という細菌が分離され、検査に基づき緑膿菌に感受性がある抗生物質を用いて治療したところすぐに効果が発現しました。
しかしこの緑膿菌はとても厄介で、呼吸器の免疫力が低下して、緑膿金が繁殖しやすい状態であり、緑膿菌の繁殖しにくいような呼吸器免疫をてにいれないとまたすぐに発症してしまいます。
そこで漢方や鍼灸を用いて体質改善を行う必要があります。
このように西洋医学と東洋医学を結合させ、より効果的です優しい治療を実践しているのが当院で実施している【中西(ちゅいせい)結合獣医療法】です。
当院にご来院の際は、ご来院に先立ちお電話をいただき、飼い主様が目指している治療と当院でご提供できる治療が合致できるか否かをご相談させていただきます。
ご来院に先立ってまずは電話相談をお願いします。

【飼い主が知っておきたい 動物病院と獣医療の最前線】(枻出版社)