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犬の認知症の東洋医学的治療

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ペットの長寿化に伴い、犬の認知症に罹患するわんちゃんが多くなってきました。

犬の認知症は

◎ 15歳以上の日本犬及び日本犬の雑種で多発する。(近年は日本犬以外でも散見されるようになりました。)

 ◎ よく食べて、よく寝て下痢もせずに痩せてくる。

 ◎ 昼夜の逆転が起こり、夜中のわんわん吠えて制御できない。

 ◎ 一定方向に旋回運動をする。

 ◎ 狭いところに頭を突っ込み、後退することができない。

これらの症状のうち2つ以上当てはまれば認知症と診断します。

特に、夜中に毎晩吠え続けられると、ワンちゃんばかりでなく。近所迷惑になったり。

飼い主の方も睡眠不足になり、中には安楽死を考えてご来院する方もいらっしゃるほどです。

このように、夜鳴きがひどい場合、多くの動物病院では、睡眠薬を処方するケースが多いように見受けますが、

睡眠薬では殆ど夜鳴きを解決することができません。犬の認知症のメカニズムは、人と違いまだ充分に解明され

ていません。しかし、現時点においては脳細胞に供給者れるオメガ3、オメガ6脂肪酸が不足することが原因の一つで

あることがわかっています。

そこで当院では、15年以上前より、オメガ3としてフィッシュオイル、オメガ6としてイブニングプリムローズ(月見

草オイル)、オメガ3、オメガ6、オメガ9を多く含んだ高品質のエクストラバージンオリーブオイルを認知症の犬に

給与したところ、効果がイマイチであったことから、このオイルに約1%のあるアロマの精油を添加しました。

すると、認知症の犬の夜鳴きや認知症による様々な問題行動が投与後やく5−15分後に改善することを目の当たりにし

ました。

使用したアロマの精油は、アカマツヨーロッパです。アカマツヨーロッパは、脳細胞刺激作用のあるαーピネンという

成分が含まれており、私の仮説では、オメガ3、オメガ6脂肪酸のみでは、血液脳関門(けつえきのうかんもん、英語:

blood-brain barrier、略称:BBB;脳と血液を仕切っているバリア)を通過できず、脳細胞まで到達しにくいが、オメ

ガ脂肪酸にアカマツヨーロッパが結合すると、BBBを通過しやすくなり、オメガ脂肪酸がダイレクトに脳細胞まで届

けられるのではないか?というものです。

注意しなけれなならないことは、アカマツヨーロッパのクオリティーです。よく犬の認知症に関するセミナーでこの

オメガ脂肪酸の話をした後に、実際にオメガ脂肪酸を認知症に与えたけれども全く効果が出ないというご指摘をいた

抱くことがあります。効果が出ない理由のひとつとして、ケモタイプという厚生労働省の指定機関で検定が行われて

いない精油を用いている場合が考えられます。

一概に精油と言っても千差万別で、百均で販売されているような香料を加えているものなどは全く効果が期待出来な

いでしょう。

また、10数年使用して分かったことですが、重度の認知症、発症してから経過の長い認知症では、何の治療を施して

も改善しない、ことです。

当院においても、認知症の症状が発症してすぐに本オイルを投与した場合、すぐに改善することが殆どですが、症状

が改善すると多くの方が、治ったと思い、投与を辞めてしまい、再発した際には、もう何をやっても効果が表れない

ことがあります。

こんなに効果があるオイルなら、我々人間も使ってみたいという声を頂きますが、人間には全く効果がありませんの

で。